2016-10

近況

超高速!参勤交代 リターンズ

 だいたい前作が一発ネタだったので、続編作ってもしょうがないところではあるんですが、本作の方向性としてはキャラの魅力に頼って前作の自己パロディを繰り返す感じの内容になっています。
 前作が予想以上のヒットとなったとはいえ、予算はさほどつかなかった感じで、特撮は粗いし前作の回想シーンは多い。それに加えて、前作以上に化粧や衣装がわざとらしく、ほとんどコント風味になってた。特に陣内さんは、今日日これほどコテコテの悪代官(この映画では老中)メイクはコントですら見ないんじゃないかというほどの化粧でした。
 ただ、そういう作りものっぽさは、安心して笑えるという面もあり、分かりやすい天丼ギャグの応酬で、テンポよく笑わせてくれます。

 戦闘シーンは全体的に人数的にもアクション的にもしょっぱい感じだったけど、渡辺裕之は格好良かったね、いぶし銀だね。さすがは牙狼のお父さんで、仮面ライダーで、ウルトラマンの司令官。

ジョーカー・ゲーム

この人はシリーズを通して出てくる

 かっこいいおっさんが出る作品はいい作品です。しかもこの場合、主役ですよね、主役と言って構いませんよね。キングスマンと日英夢の対決して欲しいですね!!
 スパイもの流行ってますね!
 ミッション インポッシブル ローグ・ネイションアンクル007 スペクターブリッジ・オブ・スパイとかキングスマンとか。
 で、これは日本のスパイ。

 小説・漫画ときて、満を持してのアニメ化なんですけど、もーひとつ話題になってないみたいですね。
 うーん、世の中の流れってよくわかんないわー、アニメも結構面白かったのになー。
 …そういう私も、2015年に実写映画になってたこと知らなかったしな。
 基本一話完結的な作りなので、このキャラ気に入ったなー、と思っても、その後なかなか出てこなかったり結局もう出なかったり。
 そもそもキャラデザイン的に、D機関のメンバーの顔って、ちょっと同じカテゴリすぎませんかね。
 そういうところが、キャラ優先の楽しみ方をするには難しかったかなー。

甲鉄城のカバネリ

無名ちゃん12歳の足に強いこだわりを感じました

 ほっぺの赤みのブラシ処理や、最近の流行であるのっぺりした陰影に真っ向から逆らう多段影など、並々ならぬ意欲でもって作画された画面が非常に完成度の高い作品でした。
 美樹本美少女が縦横無尽に動き回るだけでもこの作品の価値はあったと言えるでしょう。
 音楽も非常に盛り上げてくれましたし、世界設定も戦国スチームパンクにゾンビを加えるという荒唐無稽の極みでもって、「無名ちゃん12歳のおっぱいがちょっと大きすぎるんじゃないか」みたいなことが些細な違和感でしかなくなってるのが上手いですね(笑)

 戦国スチームパンクといえばSAMURAI 7は、終盤に小林誠メカがビュンビュン動き回って、非常に良かったですが、知名度はイマイチ。うーむ。
 10年もすると、このカバネリもそんな感じの知名度に落ち着いちゃいそうな気もします。でも、総集編が劇場公開されるし、二期ありそうですね!
 早くても進撃の巨人の二期の後になると思うんで、来年2017年中にあるかどうか…という感じですけど。

ハドソン川の奇跡

 日本人は、すぐ奇跡とかタイトルにつけたがるなぁ。そのまんま「サリー」とか邦題がついてたら、マハリクマハリタ? とか思われちゃうだろうけど。
 あいかわらず手堅く撮ってきますなイーストウッド監督。

 主演がトム・ハンクスなんだけど、一見そのようには見えないな…とか思ってましたが、開始そうそうの横顔があまりにもトム・ハンクスで吹き出しそうになりました。
 いやー、トム君はトム君だわー(笑)

 映画はシン・ゴジラばりに会議室(というか公聴会)のシーンが長いんですが、検証映像が挿入されたりとか飽きさせない工夫がしてあって、退屈さは全然ありません。
 この事故の顛末をだいたい知ってても、ワイドショー的な野次馬感覚で観ちゃえて、上手いなー、上手いなー空豆クリキントン。
 上映時間短めの96分ということもあり、最後まで緊張が持続してダレずに観れます。

坂本ですが?

ダメよ茂美、彼は息子の友達なのよぉぉ

 可愛いキャラデザインの女子も出てきますが、実質ヒロインはこのおばはんでしたね。
 だんだん可愛く見えてくるから、アニメってすごいわー。声優がくじらさんだと思うと、坂本君がサスケめいて見えてきたりしますが(笑)

 スタイリッシュ高校生という触れ込みですけど、最初はかっこいい…のかな、そう言ってもいいかもな、から始まって、それはないわ!お前らそれで納得すんなよ! と視聴者のツッコミ力を強制的に高めるネタがてんこ盛りで、その力技っぷりに感心するというか、よくそれでいいと思ったなというか(笑)

レッドタートル ある島の物語

 英語じゃなくてフランス語のタイトルにした方がよかったんじゃなかろうか。
 なんかレッドタートルだと、レッドオクトーバーの同型艦の潜水艦みたいな雰囲気で、軍事アクション物みたいじゃないですか。
 実際は無人島を舞台にしたファンタジーですからね。

 全編セリフらしいセリフはなくて、絵と音楽で展開していきます。
 話の筋は、主な脚本はフランス人なのに日本昔話めいた感じでしたね。監督はオランダ出身だそうだし、セリフがないこともあって無国籍な映画でした。

 ところで、この映画スタジオジブリ作品なんですが、全然そういう感じのCM展開はされてないですね。

スター・トレック BEYOND

 ニモイ追悼映画なので、トレッキーは必ず観に行くよーに。
 ん、それはそうとバルカンナーブピンチやってたっけ? 今回やってなかったよーな。
 ところで、ひどいネタバレしますけど、カーク船長がフサフサの髪で乾杯されてたの、船医としてもう分かっちゃってたんですかね(笑)

 今回の監督はJ.J.じゃないんで、謎の光不足が残念です!!
 とはいえ、僕は大体、映画館には爆発を観に行く人なので、映像的にも非常に満足です。

 これも最近良く見るアリババ集団出資の映画なんですけど、元々が多国籍どころか多星人がクルーにいる物語なんで、ゴリ押しの中国感はあんまりなかったですね。
 舞台が宇宙なんで、中国が舞台になることもそもそもないですし。
 とゆーことで、こんな大作映画にお金出してくれる中国資本大好き(笑)

境界のRINNE 第二シーズン

ミホとリカ

 この二人はアニメになってすごく目立って…というか尺合わせに使われまくってます。
 原作マンガでは、ほとんどモブとしか認識してなかったので、アニメオリジナルキャラかと思ってた(笑)

 この頭の輪郭が上下圧縮された感じが、実に高橋留美子という感じで「そーいや、女らんまとか模写したなー」とゆー思い出がよみがえってきたよ。
 女子二人が手を繋ぐの、ちょっと前に描いたばっかりだったな。同じようなモチーフを続けた描いたほうが上手くなるよーな気がするんで良いんですが、その効果が出るほどは描く量が足りないのよね。

まとめ

2016年10月の読書メーター

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1685ページ
ナイス数:53ナイス

それでも町は廻っている 11 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 11 (ヤングキングコミックス)
読了日:10月5日 著者:石黒正数
それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)
読了日:10月5日 著者:石黒正数
天地明察(3) (アフタヌーンKC)天地明察(3) (アフタヌーンKC)感想
小説と映画と漫画では、漫画が一番このおじいちゃん二人が可愛い。 好きなものを好きという、それに涙が出る。
読了日:10月5日 著者:槇えびし
天地明察(上) (角川文庫)天地明察(上) (角川文庫)感想
算術という「たかが趣味」にかける青春。それが天文の大事業に繋がり、やがて天命となっていく。こんな面白い偉人を選んだ冲方さん、明察です!
読了日:10月10日 著者:冲方丁
NARUTO -ナルト- 72 (ジャンプコミックス)NARUTO -ナルト- 72 (ジャンプコミックス)
読了日:10月10日 著者:岸本斉史
天地明察(下) (角川文庫)天地明察(下) (角川文庫)感想
下巻も後半になると人間が出来てきて、大物感出てくるの、あのおどおど春海君が!と昔の友達気分(笑)必至!の出し方も経験で変わる。
読了日:10月13日 著者:冲方丁
ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1)感想
デビュー2作目です。主人公のベルと同様に若さと腕力でぶん殴ってくる感じの文が良いですね。あまりSF的なガジェットは出てこないんだけど、なんだかファンタジーよりSFっぽさを感じる。
読了日:10月22日 著者:冲方丁

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